和歌山城は、徳川御三家である紀州徳川家に深いゆかりの歴史のある場所です。そして和歌山平野を見下ろす、美しい景観が魅力の観光地です。
この記事では、見どころやアクセス方法、周辺情報など、和歌山城の観光に必要な情報をまとめています。
最後まで読めば、あなたもきっと和歌山城に行きたくなるでしょう。
- 徳川家ゆかりの歴史
- 天守閣からの絶景
- 四季折々の庭園
- 子供も楽しめる公園施設
- 便利なアクセス情報
- ベストシーズン
和歌山城とは?歴史と魅力
和歌山城は、歴史的背景と美しい景観が魅力的な場所です。
徳川家ゆかりの城の歴史
和歌山城は、徳川御三家の一つ、紀州徳川家の居城でした。その歴史は400年以上にもおよび、徳川家康が築城した当時はどのようなものだったのかを想像できます。
築城当初は豊臣秀吉の弟である秀長が治めていましたが、関ヶ原の戦いの後に徳川家康の十男である頼宣が入城し、紀州徳川家が誕生しました。
和歌山城は、江戸時代を通して紀州徳川家の拠点として重要な役割を果たしました。
年号 | 出来事 |
---|---|
1585年 | 豊臣秀吉が弟の秀長に命じ、築城を開始 |
1600年 | 関ヶ原の戦いの後、徳川家康の十男・頼宣が入城し紀州徳川家が誕生する |
1619年 | 紀州藩主となった頼宣により城の大規模な改修が行われる |
1945年 | 和歌山大空襲により天守などの建造物を焼失 |
1958年 | 天守が再建される |
現在 | 和歌山市のシンボルとして、多くの人々に親しまれている |
和歌山城の歴史を深く知ることで、観光がさらに楽しくなるでしょう。
次は、天守閣から見渡す絶景について解説します。
和歌山城の構造
和歌山城の構造について以下に詳しく説明します。
天守(主郭部分)
和歌山城の天守は、複合連結式と呼ばれる構造で、以下の特徴を持っています。
- 大天守(主天守): 3重4階、地下1階の構造。
- 小天守: 大天守に隣接し、渡櫓(わたりやぐら)で繋がっています。
- 連結式構造: 主天守と小天守が一体化し、独特な景観を形成しています。
石垣
和歌山城の石垣は建造された時代によって異なり、野面積み・打込ハギ・切込ハギで築かれており、堅固な防御機能を果たしています。
山城と平城の融合
和歌山城は、自然の地形を活かした山城としての特徴と、平城としての要素を併せ持っています。特に虎伏山(とらふすやま)の地形を利用して築かれており、山の高低差を巧みに取り入れた構造となっています。
現在の復元
現在の和歌山城天守は、1958年に鉄筋コンクリートで復元されたものですが、石垣や堀など多くの部分は江戸時代からの遺構を残しています。
和歌山城は、その美しい景観と戦略的な設計で多くの人々に親しまれており、歴史的・文化的価値が高い名城です。
和歌山城の見どころ
和歌山城は、その美しい姿と歴史的な価値から、多くの方に愛されています。天守閣からは、和歌山市内を一望できる絶景が広がります。美しい庭園もあり、四季折々の自然を楽しむことができます。特に春の桜の季節は、多くの人々で賑わいます。
ここからは、和歌山城の見どころを詳しくお伝えします。
天守閣から見渡す絶景
天守閣からは和歌山市街を一望できます。
和歌山城から紀ノ川、そして遠くは淡路島まで見渡せる大パノラマが広がります。夕暮れ時には、街がオレンジ色に染まり、息をのむほど美しい景色が広がります。
特に紀ノ川に反射する夕日は、まるで絵画のような美しさです。
四季折々の自然が楽しめる庭園
和歌山城内には至る所に桜が植えられており、春は桜が咲き誇り、県内でも有数のお花見スポットとして知られています。
また、秋には紅葉渓庭園のカエデが赤く色づき、街の中心部とは思えない幻想的な景色へと変身します。
夏には新緑が生い茂り、木陰で涼を感じられます。
写真撮影にもぴったりです。
冬の雪景色こそ、気候的には見るのが難しいですが、数年に一度の大雪が降った後には、運が良ければご覧になれるかもしれません。
城内にある展示物の数々
城内には歴史を物語る貴重な展示物が数多くあります
天守閣には、和歌山城の歴史や文化を伝える甲冑や刀剣、古文書などが展示されています。
- 甲冑:武士が着用した鎧
- 刀剣:武士が使用した刀
- 古文書:歴史的な記録や手紙
展示物を通して、和歌山城の歴史や文化を深く知ることができます。
当時の武士の暮らしぶりや、城の構造を想像してみるのも面白いでしょう。
最高の和歌山城を映す撮影スポット
和歌山城には、写真映えするスポットが3つあります
天守閣前から見上げるアングル、二の丸庭園から望む天守閣、本丸御殿から捉える天守閣はそれぞれ異なる表情を見せてくれます。
撮影スポット | おすすめポイント |
---|---|
天守閣前から見上げる | 迫力のある天守閣を間近に捉えることができる |
二の丸庭園からの天守閣 | 庭園の美しい景観と天守閣を一緒に収められる |
本丸御殿からの天守閣 | 歴史的な建造物と天守閣を合わせて撮影できる、趣のある写真が撮れる |
しかし、どの場所も魅力的な写真が撮れるため、訪れる際にはカメラやスマートフォンを忘れずに持参してください。
和歌山城公園動物園|子供も楽しめる無料の公園施設
和歌山城公園内には、子供から大人まで楽しめる動物園があります。なんと入場料は無料です。
ここでは、レッサーパンダやフンボルトペンギンなど、約20種類の動物たちに出会えます。
これらの動物たちは、間近で観察できるだけでなく、一部の動物には、有料となりますがエサやり体験もできます。
動物の種類やイベントの内容は時期によって異なるため、事前に公式サイトを確認すると良いでしょう。
動物園内には、遊具が設置された広場や休憩所もあるので、小さなお子さん連れでも安心して楽しめます。
和歌山城の入場料とアクセス
入場料と入場可能時間
和歌山城は、公園内は基本的に誰でもいつでも入れますが、天守閣の内部のみ、入場料が必要です。
入場料 | 大人:410円 小人:200円(小中学生) 未就学児:無料 |
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入館時間 | 9:00〜17:30 (入場は17:00まで) |
公共交通機関で訪れる
和歌山城は和歌山市の中心地にあり、公共交通機関でも車でもアクセスができます。
公共交通機関でのアクセスは、電車とバスが利用できます。
- 南海本線「和歌山市駅」:徒歩で約15分, または和歌山バスで約3分“和歌山城前”下車すぐ
- JR「和歌山駅」:和歌山バスで約5分“和歌山城前”下車すぐ
南海本線を利用すれば、大阪方面からのアクセスも便利です。
車で訪れる
車でのアクセスは、阪和自動車道を利用するのが便利です。
- 和歌山インターチェンジから約15分(約5.5km)
和歌山城公園内および周辺には複数の駐車場がありますが、特に紅葉シーズンなどの繁忙期は、満車になることもあるため、公共交通機関との併用をおすすめします。
和歌山城の周辺の駐車場は、収容台数や料金が異なるため、事前に調べておくとスムーズです。
よくある質問(FAQ)
- 和歌山城の入場料金はいくらですか?
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和歌山城の入場料金は、大人410円、小人200円です。
- 和歌山城の見学にはどれくらいの時間が必要ですか?
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和歌山城の見学時間は、約2時間を見ておくと良いでしょう。
- 和歌山城にペットを連れて行くことは可能ですか?
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和歌山城天守閣内には、ペット同伴で入場することはできません。ただし、和歌山城公園は全域、ペット可です。
(有料エリアがペット不可) - 和歌山城にはどのような服装で行くのがおすすめですか?
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和歌山城の見学には、歩きやすい靴がおすすめです。天候に合わせて、服装を調整してください。
- 和歌山城周辺で食事をする場所はありますか?
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和歌山城周辺には、和歌山ラーメンのお店をはじめ、さまざまな飲食店があります。お好みに合わせて食事を楽しめます。
- 和歌山城の近くにはどのような観光スポットがありますか?
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和歌山城の周辺には、和歌山県立博物館や美術館他の観光スポットがあります。あわせて楽しめます。
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