「紀三井寺って階段がきつそう…」
「桜の時期に行きたいけど、何時間あれば回れる?」
「御朱印はどこでもらえるの?」
はじめて紀三井寺を訪れる方は、こんな疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
この記事では、そんな疑問にお応えすべく、アクセス・駐車場・ケーブルカー・御朱印・桜の見頃・周辺観光まで、紀三井寺を120%楽しむための情報を一気にお届けします。
ぜひ旅のしおり代わりにお使いください!
紀三井寺とは?基本情報のおさらい
紀三井寺の基本情報について紹介します。
「きみいでら」-意外と知らない名前の由来
紀三井寺は「きみいでら」と読みます。

名前の由来は、境内に湧く3つの霊水にあります。
- 清浄水(しょうじょうすい)
- 楊柳水(ようりゅうすい)
- 吉祥水(きっしょうすい)
これら三つの井戸(=三井)が、紀州の地にあることから「紀三井寺」と呼ばれるようになりました。


この三つの霊水は環境省が認定する「名水百選」にも選ばれており、今も境内で湧き出ています。
紀三井寺の歴史と「西国三十三所」とは?
紀三井寺は、西国三十三所観音霊場の第二番札所として全国から参拝者が訪れる名刹です。
770年(奈良時代)、唐から渡来した為光上人によって創建されました。1200年以上の歴史を持つ古刹です。紀州徳川家の崇敬も厚く、歴代藩主が参拝し繁栄を祈願した寺としても知られています。
「西国三十三所」とは、近畿地方を中心に点在する観音霊場を巡るお遍路の旅のことです。2019年には「1300年続く日本の終活の旅」として日本遺産にも認定されました。紀三井寺はその第二番目の札所にあたります。
(第一番礼所は熊野那智大社に隣接する青岸渡寺)
そして正式名称は「紀三井山 金剛宝寺 護国院」といい、現在は救世観音宗の総本山です。
拝観料・営業時間・基本データ一覧
訪問前に料金と営業時間を確認しておきましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 拝観時間 | 8:00〜17:00(本堂・納経所) 8:30〜16:30(仏殿3階展望回廊) |
| 徒歩参拝 | 無料 |
| 展望回廊入場料 | 100円 (小中学生以下無料 要保護者同伴) |
ケーブルカー運行情報
ケーブルカーの利用可能時間、料金は下の表の通りです。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運行時間 | 8:30〜16:30 |
| 料金 | 一般:参拝料400円 ケーブル片道200円 小中学生・70歳以上: 参拝料200円 ケーブル片道100円 |
| 減免措置 | 車椅子およびその付添者1名は無料 |
料金・時間は変更になる場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。
紀三井寺へのアクセスと駐車場情報
紀三井寺はJRの駅がすぐ近隣に、そしてバスや車でのアクセスにも便利です。
電車・バスでのアクセス方法
電車とバスのどちらでも行けますが、JRが最もシンプルです。
- JR利用
-
- JR和歌山駅から「JRきのくに線(紀勢本線)」南方面に乗車
- 2駅目の「JR紀三井寺駅」で下車
- 駅から徒歩約10分
- バス利用
-
- 南海電鉄「和歌山市駅」から和歌山バス海南方面行きに乗車
- 「紀三井寺」バス停で下車
- バス停から徒歩約5〜10分
電車で来る場合は、JR紀三井寺駅のホームから寺のシルエットが肉眼で確認できるほどの近さです。
駅から楼門まで迷わず歩けるでしょう。
車でのアクセスと駐車場情報
車でのアクセスは、大阪方面からであれば阪和自動車道を利用するのが便利です。
- 「和歌山IC」→ 国体道路を南へ約4km → 所要約20分
- 「和歌山南スマートIC(ETCのみ)」→ 国体道路を南へ約1.7km → 所要約15分
- 駐車場情報
-
紀三井寺には参拝者専用の駐車場が2か所あります。
- スクロールできます
駐車場 場所 料金 北門前駐車場 楼門から左(北)へ
約200m1台300円 山上駐車場 北門から車道を
上った本堂下1台700円
+参拝料(一般400円、小中学生200円) -
山上駐車場は本堂のすぐ下にあり、エレベーターもので、階段の登り降りはほぼありません。
北門前駐車場を使ってケーブルカーを利用する場合、合計でほぼ同じ費用になります。2人以上での参拝なら、山上駐車場のほうが割安になることも。
足腰に不安がある方やご年配の方には山上駐車場がおすすめです。
紀三井寺の専用駐車場は現在すべて有料です。
「無料で停められる」という情報を見かけることがありますが、周辺の私営コインパーキングとの混同が多いため、ご注意ください。
桜の時期や年始などは混雑しますので、早め、または公共交通機関での来訪がおすすめです。
紀三井寺の見どころ|境内をたっぷり楽しもう
紀三井寺の広い境内には見どころもたくさんあります。その中でも代表的なものを紹介します。
231段の階段「結縁坂」-登り切った先の絶景
紀三井寺といえば、この231段の石段が象徴的な見どころのひとつです。

楼門をくぐると、目の前にそびえる急勾配の石段が現れます。これが「結縁厄除の坂」と呼ばれる名物の石段です。段数の231は、厄年の数字(25・33・42・61)を合計したもの。厄を踏み越えて参拝するという意味が込められています。
若き日の紀伊國屋文左衛門がこの坂で出会いを得て、のちに大商人となったという伝説も残っています。
石段を登り切ったあとの景色は格別です。遠く広がる和歌の浦の海、和歌山市街地の眺望は、「絶景の宝庫 和歌の浦」として日本遺産にも認定されるほどの美しさ。汗をかいて登る価値は十分にあります。
三つの霊水(三井水)-紀三井寺の名前の由来
境内に湧く三つの霊水は、紀三井寺の名前の由来でもあり、見逃せないスポットです。
石段の途中に設けられているため、階段を登りながら自然に立ち寄れます。
- 清浄水(しょうじょうすい): 身を清める霊水
- 楊柳水(ようりゅうすい): 病を癒やすとされる霊水
- 吉祥水(きっしょうすい): 長寿・健康運が向上するとされる霊水
3つを合わせて「三井水(さんせいすい)」と呼び、環境省の名水百選にも選定されています。
大観音像・多宝塔・楼門など見逃せないスポット
境内には、歴史ある建造物が複数点在しています。
特に注目したいのは以下のスポットです。
- 仏殿(大観音像)
-
2002年に建立された仏殿の中には、高さ12mの巨大な十一面観音立像が安置されています。総漆金箔寄木立像で、圧倒的な存在感があります。

仏殿1階の拝観は参拝料に含まれており、3階の展望回廊では別途100円で和歌浦の絶景を楽しめます。
- 多宝塔
-
鎌倉時代に建てられた国の重要文化財。桜の季節には朱色の塔と薄ピンクの花のコントラストが絶品です。
- 楼門
-
室町時代の建築で、こちらも重要文化財に指定されています。鮮やかな朱塗りが印象的で、記念撮影の人気スポットです。

紀三井寺の桜|和歌山随一のお花見スポット
紀三井寺は「日本さくら名所100選」に選ばれた、関西屈指の早咲き桜の名所です。
なぜ紀三井寺の桜は有名なのか
境内にはソメイヨシノ・ヤマザクラなど約500本の桜が植えられています。毎年、関西地方でいち早く開花することで知られており、「近畿地方に春を呼ぶ寺」とも呼ばれてきました。
境内には気象台の観測用の桜の標準木が置かれており、この木の開花がニュースで流れると「関西の春の訪れ」として広く認知されています。
見頃の時期とおすすめの鑑賞ポイント
例年3月中旬〜4月上旬が桜の見頃です。

毎年3月20日〜4月20日頃には「桜まつり」が開催され、夜間のライトアップも実施されます。暗闇の中に浮かび上がる朱色の多宝塔と淡いピンクの桜は、昼間とはまた違う幻想的な美しさです。
境内からは、桜越しに和歌山の街並みと紀伊の海が一望できます。「桜・街・海」の三層が重なる景色は、ここでしか見られない絶景です。
混雑時期と快適に楽しむコツ
桜の時期は特に混雑します。平日の午前中を狙うのが賢い選択です。
桜まつりの期間中、特に週末は大変な賑わいになります。駐車場もすぐに満車になりやすいため、車で訪問する場合は開門直後(8時台)の到着を強くおすすめします。
電車やバスを使ったほうが、駐車場の心配がなくスムーズに楽しめることも多いです。JR紀三井寺駅からのアクセスは徒歩10分とコンパクトですので、公共交通機関の利用も検討してみてください。
御朱印の受け方と所要時間の目安
紀三井寺では、御朱印がいただける場所が何箇所もあります。
御朱印の種類・受付場所・料金
紀三井寺で御朱印をいただけるのは以下の場所です。
- 本堂
- 宝蔵院
- 松樹院
- 普門院 など
御朱印とは、参拝の証として寺社がお参りした方に授けてくださるものです。お寺の名前・本尊名などを墨書きし、朱印が押された、世界にひとつだけの記念になります。
御朱印帳をお持ちでない方は、参拝の際に購入することもできます。西国三十三所めぐりを始めたい方にとって、ここ紀三井寺(第二番札所)を出発点にするのもおすすめです。
御朱印は参拝を済ませてからいただくのが正しい順序です。先に御朱印をいただいてから参拝するのではなく、境内をしっかりお参りした後に向かいましょう。
紀三井寺周辺の観光スポットと宿泊施設
紀三井寺を拠点とした観光スポットなどのおすすめを紹介します。
徒歩・近距離で行ける周辺スポット
紀三井寺の周辺には、観光スポットが充実しています。効率的に巡るのであれば、車での利用がおすすめです。バスを利用しても良いでしょう。

- 片男波(かたおなみ)
-
車で約10分。日本遺産「絶景の宝庫 和歌の浦」を構成する美しい海岸で、万葉集にも詠まれた名勝地です。散策路が整備されており、ファミリーにも人気です。
- 和歌の浦(わかのうら)
-
周辺一帯は日本遺産に認定された景勝地。玉津島神社・不老橋・奠供山(てんぐやま)など歴史的スポットが点在しています。
徳川家康や紀州徳川家藩主を祀った紀州東照宮もこのエリアにあります。
- 和歌山城
-
車で約20分。徳川家ゆかりの天守閣を持つのが和歌山城で、公園内の桜も有名です。紀三井寺と組み合わせて1日で楽しめます。
- マリーナシティ(黒潮市場・ポルトヨーロッパ)
-
車、バスで約10分。和歌山市の南端に位置する人工島にある施設。
中世ヨーロッパをモデルにしたポルトヨーロッパは映画のロケ地にもなっています。
また、グルメを楽しむなら黒潮市場。地元の海の幸である海鮮丼や、屋外ではバーベキューも楽しむことができます。
和歌山観光の拠点に便利な周辺宿泊エリア
和歌山市内の宿泊施設は、他の場所での観光と組み合わせるのに便利な「市内中心部のホテル」と「紀三井寺・和歌浦周辺の海辺・リゾート系の宿」の2タイプを紹介します。
観光スタイルや目的にあわせて選んでみてください。
和歌山市中心部のホテル|観光に便利なアクセス重視の宿
市内中心部のホテルは、複数エリアをまわる観光客に最適な宿泊拠点です。
JR和歌山駅・南海和歌山市駅周辺にはビジネスホテルから中規模ホテルまで幅広く揃っており、どのエリアへのアクセスも便利です。
代表的な宿泊施設としては以下のようなホテルがあります。
| ホテル名 | 特徴 |
|---|---|
| ダイワロイネットホテル和歌山 | 和歌山城を目の前に望むキャッスルビューホテル。観光・ビジネス両対応の使いやすいホテル |
| カンデオホテルズ南海和歌山 | 南海和歌山市駅直結。街を見下ろす展望を楽しむ露天風呂も魅力。 |
| コンフォートホテル和歌山 | JR和歌山駅から歩いてすぐ。リーズナブルに泊まれるコスパの高い宿 |
駅近のホテルを拠点にすれば、バスや電車を使った観光もスムーズに計画できます。
紀三井寺・和歌浦周辺の海辺・リゾート系の宿|ロケーション重視の宿泊施設
海を眺めながらリゾート気分で過ごしたい方には、和歌浦エリアや加太エリアの宿がおすすめです。
和歌浦エリアには温泉や新鮮な海の幸を楽しめる旅館・ホテルが点在しています。 せっかく和歌山市を訪れるなら、海辺の宿でゆっくり過ごすのも贅沢な選択肢です。
| 施設名 | 特徴 |
|---|---|
| 和歌浦温泉 萬波 | 和歌浦湾を一望できる温泉旅館。夕日と海の幸が魅力 |
| マリーナシティホテル | マリーナシティにあるリゾートホテル。オーシャンビューはもちろん、和歌山の食材をふんだんに使った朝食バイキングがおすすめ。 |
海辺の宿は週末や連休に混み合うことが多いため、早めの予約がおすすめです。
まとめ|紀三井寺は何度でも訪れたくなる和歌山の名刹

紀三井寺は、歴史・自然・絶景・文化体験のすべてが凝縮された、和歌山観光の外せないスポットです。
桜の季節はもちろん、新緑・紅葉の時期も美しく、何度訪れても新しい発見があります。
ぜひこの記事を片手に、紀三井寺を存分に楽しんできてください!
- 住所: 和歌山県和歌山市紀三井寺1201
- 電話: 073-444-1002
- 公式サイト: https://www.kimiidera.com/
掲載情報は変更になる場合があります。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。













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